2011年7月15日金曜日

幼児英語教育の弊害

幼児英語教育の弊害として考えられるのは、日本語の習得が遅れるかもしれないということでしょう。
人間は1日24時間しかなく、それは大人も子どもも同じで、幼児英語教育に時間を割けば、その分日本語教育に割く時間は少なくなります。
また、日本語がたどたどしいのにも関わらず幼児英語教育のおかげで英語が話せるというのは、大変アンバランスです。
大人の方で英語はペラペラなのにも関わらず日本語の発音が少々おかしい方を見かけることがありますが、幼児英語教育でも同じ弊害が出ることが考えられます。
「おいしい」がきちんと発音できずに「おいちい」と発音しても、幼児英語教育を受ければキレイな英語で「Yummy」と発音できるようになるでしょう。
英語の発音は幼児英語教育のおかげでしっかりとしているのにも関わらず、肝心の日本語の発音がおかしいのは問題があるのではないでしょうか。

幼児英語教育を子どもに受けさせたママが近所にいましたが、そのママは大変後悔していました。
幼児英語教育で子どもが英語を話せるようになるためには、日常生活でも英語を取り入れる必要があります。
その家は幼児英語教育教室から、毎日英語を取り入れた日常会話をこなすようにと言われたそうです。
しかし、そのママは英語を話すことができないので、幼児英語教育教室へ通ってはいても、家で英語を話すということは実践していませんでした。
そして小学生になり、結局その家は幼児英語教育教室に通うのを辞めてしまいました。
その子は我が家の長男と同級生で、現在中学生ですが、幼児英語教育の効果は全くなく、英語は大の苦手教科になっていると聞きました。
幼児英語教育の弊害はその家庭によって異なるかもしれませんが、最も良いのは、子どもが英語に興味をもち、自ら学ぼうとする姿勢を持つことなのではないでしょうか。
自ら英語を学びたいと思えば、幼児期に幼児英語教育を受けなくても、大人になってから学んで充分英語を話すことができるようになります。

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